診断士の勉強で目からウロコだったことは?
学びを自分の生存戦略にも使えるということです!
おもちゃ屋さんの品ぞろえ戦略
たとえば、
商店街のおもちゃ屋さんが、近所に出店したデパートに対抗するには?
というケースを考えてみましょう。
おもちゃ屋さんがデパートと同じ商品を揃えても、デパートには勝てません。
そこで、デパートにない独自の商品をそろえることで差別化を図り、競争を避ける。
これが、おもちゃ屋さんの品ぞろえ戦略というわけです。
強みをみがいてオリジナリティを出す
好きなことや得意なことに特化することで、オリジナリティを出す
これって、個人のスキルやキャリアにも使える戦略ですよね。
でも、自分の強みって意外とわからないもの。
そんなときは、
ストレングスファインダー
という強みの診断ツールを使うといいですよ。
また、診断士試験の勉強をしていること自体が、強みになります。
つい、できないことに気が向いちゃう…
自分ができないことや苦手なことは、
どんどん他の人に頼ればいいんですよね。
たとえば、日本でも人気の画家ミュシャも、最初は無名でした。
ですが、たまたま作品が大女優サラの目にとまり、舞台の広告デザインを手がけたことで、
一気に有名デザイナーへと駆け上がりました。
知名度のなかったミュシャ、斬新な広告デザインを求めていたサラにとって、
このパートナーシップはWin-Winだったんです。
協業の出題実績
こういったパートナーシップを問う問題は、
平成28年度の事例Ⅱ第4問で出題されています。
昨今の多くの中小しょうゆメーカーでは、インターネット販売を展開している。
B社もまた、新規事業として直接、最終消費者に対するインターネット販売に
乗り出したいと考えている。
インターネット販売を軌道に乗せるために B 社が採るべきブランド戦略を
50 字以内で提案せよ。
B社には知名度がありませんが、取引先が有名な企業でした。
たとえば親子丼で有名なある鶏料理専門店は、B 社のしょうゆの濃厚さと芳醇さに惚れ込み、
もう 30 年来、取引が続いている。
ということで、解答の方向性としては、
鶏料理専門店の知名度を活かしたブランディング
になります。
試験対策にも活かせる
強みをみがいて弱みをカバーする戦略は、試験対策にも活かせます。
私は、
事例Ⅱや事例Ⅲで高得点を出して、事例Ⅳをカバー
するという方針を立てて、勉強していました。
ちなみに、知り合いは、
事例Ⅰと事例Ⅳで高得点を出して、事例Ⅱと事例Ⅲをカバー
したそうです。
2次試験の学習を通じて、
個人の生存戦略も、中小企業の競争戦略と一緒!
と気づくことができました。