中小企業診断士試験の学習で、より豊かな毎日をデザインできる
これを伝えたくて、本書の執筆を始めました。
「はじめに」で軽くふれましたが、勉強するメリットは色々あります。
好奇心をくすぐられる
高校時代、数学Bがニガテでした。
なんで複素数を学ぶんだろう?
将来どう役に立つんだろう…
と感じていました。
受験科目なのでそれなりに勉強はしますが、あまり身が入りませんでした。
そのため、塾で数学Cを学んでも、全くついていけず…
数学ガールの秘密ノート 複素数の広がり
という本と出会えていれば、進路が変わったかもしれません。
前置きが長くなりましたが、診断士試験の学習は、
経営を学んで、昇格試験にそなえよう
と学ぶ目的がハッキリしていました。
また、予備校のカリキュラムはよく練られていて、初学者を飽きさせません。
ですので、自然と好奇心をくすぐられました。
たとえば、クラウドファンディングを使った資金調達。
・「購入型クラウドファンディング」を使うと、販売前にニーズが分かる
という基本知識を応用して、
・Kindle出版前にブログを書いて、アクセス数をチェックすることで、
読者の関心が高いテーマを知る
・楽天ROOMで「いいね」が多い商品を、ブログで詳しく紹介する
といったアイデアを思いつきました。
クラウドファンディングの種類
ひとくちにクラウドファンディングといっても、
実はいろんな種類があることを知りました。
①購入型
こちらは予約販売に近いので、資金調達ができるのはもちろん、
資金を集められるかどうかで、ニーズがあるかどうか分かる
というメリットがあります。
大企業も市場調査に使っているそうです。
②寄付型
購入型と違って、商品やサービスのリターンはありません。
なお、
READYFOR(レディーフォー)
などのクラウドファンディングサイトでは、
購入型・寄付型のクラウドファンディングができます。
背景や目的は違いますが、ふるさと納税も寄付型ですし、
返礼品があれば購入型といえますね。
③株式型
最近IPO投資が人気を集めていますが、
株式型クラウドファンディングを使うと、
上場せずに個人投資家から資金調達ができる
というメリットがあります。
その反面、
事業概要や計画の開示
など、上場したときと同じく、株主対応が必要です。
ほかに、融資型やファンド型もあります。
詳しくは、中小企業庁がまとめている中小企業白書2022をご覧ください。
75ページから、クラウドファンディングについて書かれています。