Kindle/Audible 生産・技術│運営管理 第4章│診断士のフレームワーク図鑑

ついで買いを誘う、売り場レイアウト

2022-03-01

ココで解決できるお悩み

「100円ショップで買い物してたはずなのに、
 精算したら2500円も買ってた…」

「売り場レイアウトに注目してみましょう」

お店の売り場レイアウト

売り場のレイアウトで大切な、3つの要素を紹介します。

動線

お店の売り上げを増やす方法はいろいろありますが、
買い上げ点数を増やすには、お客さんの滞在時間を長くして

いかに「ついで買い」を誘えるか

が効いていきます。

たくさん商品を見ているうちに、
「そういえばコレも」とカゴに入れちゃいますよね。

そこで、客動線を長くするために、お店の奥には、

マグネット

という集客力の高い商品が置かれています。

たとえば、季節商品や売れ筋商品です。

通路

お客さんの滞在時間を長くするわけですから、お客さんの動線を踏まえて、
通路を設計していきます。

主通路

とよばれるメインの通路は、店の奥までお客さんを誘導するためにあります。

ただ、それだけでは、店内をくまなく歩いてもらえませんので、

副通路

を設けることで、お客さんに色々な商品を見てもらう機会を増やします。

これを学んで、「だから100円ショップって疲れるのか~」

と納得しました。

1時間近くぶらぶらしてること、ザラにありますからね…

ゾーニング

ざっくり言うと、商品群の配置決めがゾーニングです。

ゾーニングのポイントは、

・安いモノを店頭に、高いモノを店の奥に

・ついで買いのモノを店頭に、お客さんがもともと買おうとしているモノを店の奥に

といった点にあります。

レジ前にお菓子が置いてあるのは、売り場レイアウトの賜物というわけです。

実は、利益率の高い商品が置いてあるんですよね…

陳列の工夫

ここまでをまとめると、ついで買いの理由として、

・お得感があるから

・買う必要があると思い出すから

というお話をしました。

お店側は、ついで買いを誘うために、
売り場レイアウトだけでなく、ディスプレイも工夫しています。

たとえば、

・電池などの小物をごちゃまぜにした、投げ込み陳列

・段ボール箱を使った、カットケース陳列

をすることで、お得感を出しているわけです。

スーパーでぜひ確認してみてください。

「特売のたまご、カットケース陳列だった!」

と気づくと思いますので。

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