ココで解決できるお悩み
「気がついたら、部屋が散らかってるんだよね」
「生産現場での3つのカイゼンを試してみましょう」
生産現場での3つのカイゼン
段取りの改善
段取りのカイゼンには、2種類あります。
1つは、機械を止めて作業しなければならない
内段取り
の時間を削減すること。
たとえば、作業方法を標準化すれば、内段取りの時間を短くできます。
もう1つは、内段取り作業の
外段取り化
です。
たとえば、機械が動いている間に完成品を運んでおくとか、
機械の作業を止めないことがポイントになります。
運搬の改善
運搬を改善するためのポイントは次の3つです。
・活性の高いモノの置き方
・運ぶ距離を短くする
・小回りのきく運搬機器を導入する
「活性の高いモノの置き方」という言葉を初めて聞くかもしれませんが、
「うまく整頓すれば運びやすくなる」ということです。
たとえば、床に直置きしてしまうと、それを拾って、箱に入れて…とムダな動作が生まれます。
であれば、あらかじめ箱に入れておくのがベターですよね。
レイアウトの改善
文字どおりですが、レイアウトを見直しましょう、というお話です。
最初はシンプルだったレイアウトも、事業が大きくなるにしたがって、
いろいろなモノが増えていくため、ゴチャゴチャしてくるというわけです。
出題実績
過去問での出題実績は、このようになっています。
段取り改善
平成30年第2問
https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2018/c2ji2018.pdf
C 社の成形加工課の成形加工にかかわる作業内容(図 2 )を分析し、
作業方法に関する問題点とその改善策を 120 字以内で述べよ。
図を分析させるタイプの問題でした。
運搬改善
令和元年第3問(設問1)
https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2019/c2ji2019.pdf
C 社社長の新工場計画についての方針に基づいて、生産性を高める量産加工の
ための新工場の在り方について 120 字以内で述べよ。
「在り方」という問いかけが、むずかしく感じました。
レイアウト改善
令和2年第4問
https://www.j-smeca.jp/attach/test/shikenmondai/2ji2020/c2ji2020.pdf
C 社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。
モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、
中小企業診断士として 120 字以内で助言せよ。
与件文を読むと、作業スペースの確保が課題になりそうだとわかります。
まとめ
100円ショップなどで買い物した後は、部屋が散らかりがちですが、
生産現場でのカイゼン方法を取り入れて、快適な部屋にできるといいですね。